“純真・勤勉・着実”
富士見中学高等学校は昭和15年、初代理事長・山崎種二により現在と同じ練馬の地に設立されました。「純真・勤勉・着実」という建学の精神のもと、「社会的貢献のできる自立した女性の育成」を教育目標としています。山崎種二の「本物の芸術に親しんで欲しい」という思いから、本校には梅原龍三郎や北村西望の作品など、60数点の 本物の絵画や彫刻が校内のいたるところに飾られており、芸術的な世界が生徒たちの柔らかな感性に染み込み、豊かな人間性をじっくりと育んでいきます。
今夏富士見の知の中心としての新図書館が完成し、2014年から80周年記念事業として進めてきた新校舎建築が完工します。新しい環境、施設の中で、世界に目を向けながら、より深く、より主体的に学び続ける姿勢が育まれていきます。
また富士見では多種多様な行事や活動が用意され、一人ひとりが学校生活を主体的に受けとめ積極的に活動するようになります。失敗や成功体験あるいは協力することから生まれる相互理解の喜びや感動等を力にして、生徒一人ひとりが自分らしく日々の生活を充実させることを目指します。
■TOPICS
2023.01.20
スキー教室
3年ぶりに昨年12月24日~27日の期間で、志賀高原一ノ瀬スキー場にて第108回スキー教室が実施されました。中学1年生から高校3年生までを対象とした宿泊行事ですが、コロナにより開催を見合わせておりました。今回はインフルエンザも心配されましたが、特に大きな問題もなく終了することが出来ました。前半3日間はクリスマス寒波に見舞われ雪山の厳しさも体験しながらの講習でしたが、ゲレンデでは元気な声が飛び交っていました。初心者の生徒も多かったですが、2日目にはリフトにも乗りその上達ぶりは素晴らしいものがありました。
宿舎での食事は黙食が徹底されましたが、簡易的なクリスマス会や本校独自の検定級の発表もあり大いに盛り上がりました。
2022.11.21
東京理科大との連携プログラム
2020年より富士見中学校高等学校と東京理科大学は教育における高度な連携を図る協定が締結され、様々な学びで相互の関係を深めています。この協定は、富士見と東京理科大学が「中等教育と高等教育との円滑な接続を測り、学びへの興味を深める」ことを目的としています。「研究室見学会」や「オンライン説明会」「葛飾キャンパスツアー」など見学だけではなく、研究室で実際に実験を行う「模擬実験講座」なども定期的に開催しています。実際に大学を訪問し、先生方や研究室生の方のサポートを受けながらの実験など、生徒は幅広い視点で理科的な学びを深めています。
今後さまざまなサイエンスプログラムを企画し、理科的アプローチで「社会のさまざまな課題を自分事として捉え、その解決に取り組む女性」を育成してまいります。
2022.07.20
模擬選挙
本校では、主権者教育を充実させる一環として国政選挙の度に、練馬区選挙管理委員会の協力を得て本物の資機材を使用し、実際の候補者や政党に投票する「模擬選挙」を行なっております。
以前は中学3年から高校3年までを「選挙権」の対象としていましたが、主権者意識を醸成するのに早い学年からの「模擬選挙」への参加が有効と判断し、前回令和3年の「模擬選挙」から中学1・2年生にも「選挙権」の範囲を拡大、全校で取り組むことが出来る体制を整えました。
また、生徒有志による委員会も立ち上げ、「模擬選挙運営」を通じて選挙の仕組みや社会の動向をより学ぶことが出来るようになって参りました。「模擬選挙」に参加した生徒からは、「実際の投票に行く時のハードルが下がった。」などの肯定的な意見も多く見られます。一方、「模擬選挙運営」に関わった生徒からは、同世代の選挙への関心の低さをなど懸念する意見も見られ、選挙期間だけでない継続的な取り組みを自ら考える動きも出て来つつあります。
この活動を通じて生徒たちそれぞれが主権者としての意識を高め、本校の目指す「社会に貢献できる自立した女性」を育てて参りたいと考えております。
2022.02.28
中1美術【学外課題に取り組もう】デザイン
中学1年生は、美術の授業で「学外課題に取り組もう」に挑戦しています。本課題は、近隣にある練馬区立美術館からいただいた課題の解決に取り組む授業です。初回の授業は、美術館学芸員の方にZoomで授業参加していただき、課題提供していただきました。
課題は簡単に言うと「グッズ制作」です。しかし、美術館から得ているリサーチでは、いくつかの問題点やグッズ制作に意図されている狙いなどが読み取れ、ただ単にグッズを作れば課題が解決されるわけではなさそうです。
生徒たちはグループになり、課題にきちんと向き合うために、【問い】を出すところから始めています。
縦軸にターゲット、横軸にビジョン(そうなってほしい理想像)を出し、掛け合わされたマスに問いが生まれるマトリクスシートを活用して問い出しを行っています。ターゲットに「親についてきた小学生」、ビジョンに「また美術館へ来たくなる」とすると、交点にできる問いは「親についてきた小学生がまた美術館へ来たくなるには?」となります。
この場合は、【想定したターゲットがリピートしてくれる工夫を仕掛ける】ことがデザインの核になります。
出てくるアイデアもモノだけでなくコトのデザインなど課題解決のための柔軟なアイデアが見られました。
生徒相互の意見交換で次々に問いが掛け合わされて行きました。
ここからは、グループでのアイデア出し(発散)を経て、1つのアイデアを深める(収束)段階へ進んでいきます。
「社会に貢献する力」を発揮できるよう、生徒は様々な力を活かして課題に向き合っています。
2021.11.20
模擬選挙
10/28(木曜)昼休みと放課後を活用して全校生徒を対象とした衆議院議員総選挙の模擬選挙を行いました。
現在、公民の授業を行っている中学3年生の有志が練馬区選挙管理委員会のご協力のもと、
投票啓発から投票所の準備・運営まで、教員の手を借りずに頑張ってくれました。
ICT機器をフル活用してのポスター作成や動画作成、学年への投票呼びかけをclassroomで行うなど、持てる力を存分に発揮してくれました。
同じ中高生にどうやって政治や選挙に関心を持ってもらうかという点で、悩みながらでしたが多くの生徒が投票所に足を向けてくれて、有志の生徒たちはホッとしていました。
今後、「社会との関わり」を学べるこのような行事に学年を超えて多くの生徒が参加できるように工夫していきたいと考えています。
2021.09.21
車いすテニス日本代表 田中愛美さん来校
本校卒業生で東京パラリンピック車いすテニス日本代表の田中愛美さんが来校し、校長との対談の様子が9時からのHRで全教室にオンラインで配信されました。
「高校時代に車いす生活になっても、同級生や先生方が私にみんなと同じ普通の学校生活をくれました。ですから、自分が何か特別なことをすることで、みんながくれた日常から、さらに上のステップにいけたことをみてほしい、との思いでパラリンピックを目指してきました」と、これまで車いすテニスを頑張ってきた気持ちを語ってくれました。
そして最後に「障がい者でも誰でも分け隔てなく接することのできる人になってください。3年後のパリでのパラリンピックではメダルを目指して頑張るので応援お願いします!」とのメッセージを残してくれました。
2021.07.20
2021年度体育祭
6月16日に2021年度体育祭を開催いたしました。
今年度のテーマはオリンピック・パラリンピックを意識し「前哨戦」revenge。
コロナ禍でどのような感染症対策を考えれば良いか、実行委員会が中心となり検討を積み重ね、全体の流れ・競技種目の内容を工夫してきました。具体的には、6学年が一斉に校庭に出ることは厳しいので、競技は2学年ごと入れ替え制で行い、他学年は教室でライブ映像観戦。校庭の観客席も隣との間隔をしっかりとるなど、実行委員の計画は綿密でした。
また、残念ながら保護者の方々も来校いただくことが出来なかったため、ライブ映像を視聴していただきました。また、限定公開も行うことになっています。
梅雨入り宣言がされ、当日は早朝練馬区に大雨警報も発令、校庭は一面水たまりの状態で開催が危ぶまれましたが、そこは人工芝の威力もあり、15分で使用できる状態に回復し、若干の遅れでスタートすることが出来ました。
11時頃には再度大雨で一時中断もありましたが、予定されていた競技やマスゲームも無事に終了することができました。
2021.06.01
2021年度 グローバルセンター開設
取り組み紹介
5月1日(土)に富士見で初開催となる「海外大学進学ガイダンス」を実施いたしました。緊急事態宣言中ということで、オンラインでのガイダンスとなりましたが、200名近い保護者と高校の生徒が参加しました。
グローバル化が進み、ビジネスだけではなく教育も国を超えて考えるようになった現代では、日本からも多くの中学生高校生が海外研修や留学に行き、異文化体験をしています。こうした環境で生活する生徒たちが、将来の進路を日本に留まらず世界に視野を広げて考える良い機会になったのではと思います。また、参加された保護者の方々には、進路の選択肢として情報提供の場となりました。
今後も、グローバルセンターは、海外進学、在学中の海外研修や留学を始めとするグローバル教育に関して、このような情報発信の場をつくっていきます。
2021.01.20
高校生徒会ラジオ出演
高校生徒会はTBSラジオ【High School a Go Go!!】に取材していただきました。
昨年、一昨年と連続でいただいた日本生徒会大賞の関係でお声かけいただきました。
総務生徒2名と中央委員会委員長が参加させていただき、総務や委員会についての説明、これまでの活動についてやこれからの活動についてお話させていただきました。
リポーターの方がマイクを向けながらインタビューをしてくださったのですが、慣れない状況のため、生徒には緊張した様子も見られました。ですが、段々慣れてくると伝えたいことの順番をスタッフの方にお願いするといった場面も見られました。
終わった後には反省も口にしながら振り返りを行っていたところを見ると、よい経験になったようです。
和やかに楽しく取材していただきました。